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コールドブリューとアイスコーヒー — 水出しの仕組みと夏のコーヒー入門

コールドブリューは冷水や常温の水でゆっくり時間をかけて抽出するコーヒーです。熱湯を使わないため酸味と苦味が抑えられ、まろやかですっきりした口当たりになりやすいのが特徴。夏に人気が高い一方、自宅でも手軽に作れます。

コールドブリューとアイスコーヒーは何が違う?

混同されがちですが、2つは別の抽出方法です。

  • コールドブリュー(水出し): 最初から冷水または常温の水を使い、長時間かけてゆっくり抽出する
  • アイスコーヒー(急冷式): 熱湯で濃いめに抽出したあと、氷で急冷する

日本では熱湯で抽出しながら氷に落とす「アイスドリップ」も広く親しまれています(出典: Wikipedia「Iced coffee」)。どちらも最終的には冷たいコーヒーですが、製法が違えば味わいも別物になります。

コールドブリューの基本的な作り方(目安)

  1. 挽き目: 粗挽き(フレンチプレス相当)を用意する
  2. 比率: コーヒー1に対して水4〜5程度(1:4〜1:5)。National Coffee Association の推奨目安
  3. 時間: 12〜24時間が目安(冷蔵庫または室温で)
  4. こす: ペーパーフィルターや布フィルターで粉を除く
  5. 保存: 冷蔵で1〜2週間程度が目安

コンセントレート(濃縮液)として作り、飲むときに水やミルクで割るスタイルが一般的です。希釈せずにそのまま飲むと濃さに驚くことがあるので、最初は1:1〜1:2で割って試してみましょう。

なぜ味がまろやかになるのか?

低温でゆっくり抽出すると、高温でこそよく溶け出す酸の成分(揮発性有機酸)や油脂の割合が変わります。その結果、滴定酸度が下がり「まろやか」「すっきり」と感じやすくなる、というのが研究から示されている傾向です(出典: Wikipedia「Cold brew coffee」)。

ただし、カフェイン含有量には注意が必要です。24時間かけた低温抽出は、同量の熱抽出より高いカフェイン量になることがあるという研究結果も報告されています。「水出し=カフェイン控えめ」とは限らないため、コンセントレートを薄めずに飲む場合は飲みすぎに気をつけましょう。

コールドブリューの歴史(豆知識)

コールドブリューはオランダ人が日本に伝えた製法とされており、東アジアでは「ダッチコーヒー」や「京都式」とも呼ばれています。現在は世界中で親しまれており、缶やボトル入りのコールドブリュー製品も市場に広く流通しています。

まとめ

  • コールドブリューは冷水で12〜24時間かける水出し。比率はコーヒー1:水4〜5が目安
  • 熱抽出より酸味・苦味が穏やかでまろやか。カフェインは多くなる場合があるため注意
  • アイスコーヒー(急冷)は熱湯抽出を氷で冷やしたもので、製法も味も異なる
  • コンセントレートは水やミルクで割って飲むのが基本

夏の一杯を自宅で作る入り口として、まずはコールドブリューから試してみましょう。

出典