コーヒー学習帳

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テイスティングと保存 — 味わいを言葉にし、鮮度を保つ

最終レッスンは、コーヒーを「味わって言葉にする」ことと、「おいしさを保つ保存」です。味を言語化できると、次に何を選ぶか・どう淹れ方を変えるかの判断が一気にしやすくなります。

フレーバーホイールとカッピング

味や香りを表すのに便利なのがフレーバーホイールです。スペシャルティコーヒー協会(SCA)とワールド・コーヒー・リサーチ(WCR)が共同で改訂したもので、フルーティ・フローラル・ナッツ/ココア・スパイスといった大きな分類から、より具体的な言葉へと枝分かれしていく図です。「なんとなくおいしい」を「ベリーのような酸味」と言い換えられると、好みが明確になります。

味の評価方法の基礎がカッピングです。粉に湯を注ぎ、香りをかぎ、スプーンですすって口全体に広げて評価します。注目する基本の観点は次のとおりです。

  • 香り(アロマ) — 立ちのぼる香り。
  • 酸味(アシディティ) — 明るく心地よい酸の質。
  • ボディ — 口に感じるコク・重み・舌ざわり。
  • 後味(アフターテイスト) — 飲んだあとに残る余韻。

これらを意識して飲むだけでも、テイスティングの第一歩になります。

保存の基本

コーヒーの大敵は酸素・湿気・熱・光です。保存の基本は密閉・遮光・常温。空気にふれにくい密閉容器に入れ、直射日光や熱源(コンロのそばなど)を避けた、涼しく乾いた場所に置きます。

焙煎したての豆は炭酸ガスを放出するため、焙煎後の数日はガス抜きの期間と考えるとよいでしょう。そのうえで、ドリップなどフィルター用の豆は焙煎後おおむね2〜4週間以内を飲み頃の目安にすると、香りが立った状態を楽しめます(保存状態や好みで前後します)。挽くと劣化が速く進むため、飲む直前に挽くのが鮮度を保ついちばんのコツです。

まとめ

  • フレーバーホイールとカッピングの基本(香り・酸味・ボディ・後味)で味を言葉にできる。
  • 保存は密閉・遮光・常温が基本。酸素・湿気・熱・光を避ける。
  • 焙煎後数日はガス抜き、フィルター用はおおむね2〜4週間以内が目安。飲む直前に挽くと鮮度が保てます。これで全10レッスン完了です。お疲れさまでした。

出典